筋力の衰えについて。 知っておかないと怖い目にあうかも。

こんにちは!
カメレオントレーナー代表植木です。
今回は筋力の衰えについてお話しをしていきたいと思います。
まず「筋力とは?」
◯筋力
分かりやすく一言で言うと筋力とは「筋肉の筋繊維の太さに比例」します。

例にあげると
私が理学療法士として病院に勤めていた頃のお話をさせていただきます。
ある患者様を担当させていただきました。その患者様は変形性膝関節症を患い痛みは増す一方でどうにか歩行を行えていた患者様がいらっしゃいました。しかし、痛みの増悪により膝の手術を決断され、人工膝関節置換術を施行されその後リハビリを担当しました。
そのかたは、手術は成功し手術前に比べると、膝に対する痛みはほとんどなくなりました。
手術の後は腫れがひどいため安静期間が1日〜2日あり、リハビリでは少しずつ膝の可動性をよくするため動かしていきます。
痛みは発生するものの時間がたつにつれ痛みは解消していき、曲がり具合も良くなっていきました。
そして、いざ歩く練習を行おうと思った時でした。
〈膝に力が入らず起立姿勢を保持できませんでした。〉
そう。膝周囲の筋力が低下していたのです。そのかたは膝周りの筋肉は細くなり萎縮していました。
その後、リハビリを重ね筋力トレーニングを行い、筋力は徐々に回復し痛みがなく歩けるようになり退院されました。

どうでしょう。
筋力の衰え(筋力低下)により、痛みは治ったにも関わらず歩行が困難な状態までおちいってしまったのです。
筋力というのは、普通に生活をしており適度な運動を行い食事をバランスよく摂取していると、一般の方は維持することができます。
しかし、デスクワークが多い方、運動を行わない方、食事のバランスが取れていない方はどうでしょう。
筋力は低下していくどころか、姿勢不良や循環不良が起きてしまい、その後は関節症や腰痛の原因につながってきます。
筋力の減少は『安静』『低栄養』によって引き起こされます。
今回の患者様の例はこの安静.低栄養によるものが考えられます。
特に筋質な体型の方が急に環境が変わり、トレーニング、食事内容を変更した場合、様々なデータはありますが1ヶ月ほどで3分の1程度減少する可能性すらあります。

ではどうしたらいいの?

継続した運動が1番大事です。
ウオーキングや階段昇降だけでも構いません。筋肉に刺激を与えてあげることが筋力低下を防ぎます。
筋力低下によるデメリットは多く絶対にさせたくありません。
そして、栄養面にも注目しましょう。
筋肉はタンパク質からできています。運動した後はしっかりとタンパク質を摂取しましょう。
そして、糖質も必要です。糖質が筋肉にエネルギーを補給してくれます。
なんと、エネルギーが体の中にない状態が続くと脂肪や「筋肉」を分解してエネルギーを体の中で生成されます。
そのことのより、筋力は減少していく可能性があるのです。


まとめ
継続的な運動維持
バランスの取れた食事
を意識して、健康的な体作りを目指していきましょう。
       
                                                                                                                     カメレオントレーナー 植木良

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